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2008.06.21
雄天原 第4章 小猫校24 授業1
(巫子ならば、バラミュースの種や蜜は必需品よ♪)
おいとましようと歩き出した僕の前を、真っ赤なバラが通せんぼした。
「たみぇ・・・と・・・みゅつですか・・・それって・・・みゃんに使うんですか」
(あら、だって・・・調合して呪術に使うでしょ! 嫌だわぁ〜)
黄色いバラが座り込んだ僕の尻尾に、まとわり付いた。
うぅっ、チクチクする棘が・・・僕の毛に引っかかるよぉ・・・
呪術・・・って・・・呪いの事だよね・・・そんなの僕は関係ないのに・・・
でも・・・覚えておいて損は無いか・・・よし!!
「あみょぉ・・・バラミュースのみみゃさん、僕にその調合の仕方教えて欲しいみゃ」
(ふふふっ、良いわよ・・・じゃこっちに来て)
オレンジ色のバラが僕を振り返り前を歩いていく・・・
周りのバラミュース達も一緒に歩く・・・
何だか僕・・・連行される様な気がするのは・・・気のせいかなぁ・・・
洞穴の中の小高い山の上には真っ白な柱と一面にバラが咲き誇っていた。
いや違う・・・一面のバラミュース達が鎮座していた・・・の間違いだ。
黄・桃・赤・橙・朱の色だ・・・さっきもちらっと思ったのだけど。
どうして白色のバラが無いんだろう・・・
近付くに連れ、その柱が、真っ白な女神像だとわかった。
目を伏せ、6対の翼を持ち、薄布のドレスを着た長い髪の女性の像だ。
優しい微笑で、小高い丘の上から、バラミュース達を見下ろしている。
女神像には3匹の蝶がとまっていた。
あっ!! あの蝶達は、 マオの巣穴に来た蝶だ!!水色とオレンジとピンク色の蝶だ!
僕は小走りになって近付いた。
女神像の前に座ると、水色の蝶が僕の目の前にヒラヒラと舞い降り光り輝いた。
眩しい!!!
思わず目蓋を閉じて横を向いた。
光が治まり、蝶の方を見ると、そこには、薄っすら透き通った人型がいた。
どきっ!!
長髪の美形の男性が小首を傾げ微笑んでいる。
羽と同じ色をした髪・・・水色の髪だ!
「ようこそ、お待ちしてました。 アヤですね」
「はい! アヤみゃ」
「僕の事、覚えていますか?」
「はい! みゃおの巣あみゃで・・・会いみゃした」
嬉しそうに頷いて・・・ ドキドキした。 綺麗だ・・・この人・・・
「覚えていてくれてありがとう、僕は『バラミュースの丘の3番人』のケント、治癒系調魔師だ」
「こちらこそ・・・あの時は失礼しみゃした」
「あぁ、いや・・・すまない。 何十年ぶりかで、巫子の素質を持つ者が現れた・・・と、もう待ちきれなくてね、一目合いたくてつい、会いに行ってしまったんだ」
「そうだったんですか」
「そうそう、僕らが止めるのも聞かずに、本当に困った奴だよ」
声のするほうに振り向くと、オレンジ色とピンク色の髪の男の人が立っていた。
「僕ら3人が、『バラミュースの番人』で、僕がラティス、攻撃系調魔師だ」
「そして、僕がハバト守備系調魔師だよ、アヤ・・・覚悟は出来てる? 結構サディスティックだよ 僕らは」
オレンジの髪がラティス、ピンクの髪がハバトか・・・3人とも美形の男達だ。
サディスティック?!
・・・えーとぉ・・・それは・・・スパルタで教えてくれるってことかな?
「みゃっ、よろしくおみぇがいしみゃす」
この際・・・覚えられそうな事は、ドンドン吸収しなきゃ。
僕は、早くマオに近づけるだけの力をつけないとダメなんだ。
「くすっ、よしわかったじゃ、僕から始めよう、アヤ・・・まずは、バラミュースの使用法からだな」
「みゃっ、ケントさん」
ケントは優しく、近くに居たバラミュースの傍に跪き、手の平で優しく包み込んだ。
桃色のバラミュースは光り輝き、ぽう・・・と大粒の種が空中に浮かんだ。
「まず種はこうして、取り出す。 わかるかい。 使用するには、乾燥させたのを磨り潰して粉にする・・・又は、蜜とあわせて団子にする」
「そして、蜜の取り方は・・・こうやって擽り、その涙をすかさず、容器に受け取る」
ケントは、バラミュースの優しく手に乗せると、動く根の部分を、コショコショと擽った。
バラミュースはとても擽ったそうに笑う・・・涙を流して笑い転げる・・・
それを、流れるような動作で、バラミュースの流した蜜を容器で受け取った。
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おいとましようと歩き出した僕の前を、真っ赤なバラが通せんぼした。
「たみぇ・・・と・・・みゅつですか・・・それって・・・みゃんに使うんですか」
(あら、だって・・・調合して呪術に使うでしょ! 嫌だわぁ〜)
黄色いバラが座り込んだ僕の尻尾に、まとわり付いた。
うぅっ、チクチクする棘が・・・僕の毛に引っかかるよぉ・・・
呪術・・・って・・・呪いの事だよね・・・そんなの僕は関係ないのに・・・
でも・・・覚えておいて損は無いか・・・よし!!
「あみょぉ・・・バラミュースのみみゃさん、僕にその調合の仕方教えて欲しいみゃ」
(ふふふっ、良いわよ・・・じゃこっちに来て)
オレンジ色のバラが僕を振り返り前を歩いていく・・・
周りのバラミュース達も一緒に歩く・・・
何だか僕・・・連行される様な気がするのは・・・気のせいかなぁ・・・
洞穴の中の小高い山の上には真っ白な柱と一面にバラが咲き誇っていた。
いや違う・・・一面のバラミュース達が鎮座していた・・・の間違いだ。
黄・桃・赤・橙・朱の色だ・・・さっきもちらっと思ったのだけど。
どうして白色のバラが無いんだろう・・・
近付くに連れ、その柱が、真っ白な女神像だとわかった。
目を伏せ、6対の翼を持ち、薄布のドレスを着た長い髪の女性の像だ。
優しい微笑で、小高い丘の上から、バラミュース達を見下ろしている。
女神像には3匹の蝶がとまっていた。
あっ!! あの蝶達は、 マオの巣穴に来た蝶だ!!水色とオレンジとピンク色の蝶だ!
僕は小走りになって近付いた。
女神像の前に座ると、水色の蝶が僕の目の前にヒラヒラと舞い降り光り輝いた。
眩しい!!!
思わず目蓋を閉じて横を向いた。
光が治まり、蝶の方を見ると、そこには、薄っすら透き通った人型がいた。
どきっ!!
長髪の美形の男性が小首を傾げ微笑んでいる。
羽と同じ色をした髪・・・水色の髪だ!
「ようこそ、お待ちしてました。 アヤですね」
「はい! アヤみゃ」
「僕の事、覚えていますか?」
「はい! みゃおの巣あみゃで・・・会いみゃした」
嬉しそうに頷いて・・・ ドキドキした。 綺麗だ・・・この人・・・
「覚えていてくれてありがとう、僕は『バラミュースの丘の3番人』のケント、治癒系調魔師だ」
「こちらこそ・・・あの時は失礼しみゃした」
「あぁ、いや・・・すまない。 何十年ぶりかで、巫子の素質を持つ者が現れた・・・と、もう待ちきれなくてね、一目合いたくてつい、会いに行ってしまったんだ」
「そうだったんですか」
「そうそう、僕らが止めるのも聞かずに、本当に困った奴だよ」
声のするほうに振り向くと、オレンジ色とピンク色の髪の男の人が立っていた。
「僕ら3人が、『バラミュースの番人』で、僕がラティス、攻撃系調魔師だ」
「そして、僕がハバト守備系調魔師だよ、アヤ・・・覚悟は出来てる? 結構サディスティックだよ 僕らは」
オレンジの髪がラティス、ピンクの髪がハバトか・・・3人とも美形の男達だ。
サディスティック?!
・・・えーとぉ・・・それは・・・スパルタで教えてくれるってことかな?
「みゃっ、よろしくおみぇがいしみゃす」
この際・・・覚えられそうな事は、ドンドン吸収しなきゃ。
僕は、早くマオに近づけるだけの力をつけないとダメなんだ。
「くすっ、よしわかったじゃ、僕から始めよう、アヤ・・・まずは、バラミュースの使用法からだな」
「みゃっ、ケントさん」
ケントは優しく、近くに居たバラミュースの傍に跪き、手の平で優しく包み込んだ。
桃色のバラミュースは光り輝き、ぽう・・・と大粒の種が空中に浮かんだ。
「まず種はこうして、取り出す。 わかるかい。 使用するには、乾燥させたのを磨り潰して粉にする・・・又は、蜜とあわせて団子にする」
「そして、蜜の取り方は・・・こうやって擽り、その涙をすかさず、容器に受け取る」
ケントは、バラミュースの優しく手に乗せると、動く根の部分を、コショコショと擽った。
バラミュースはとても擽ったそうに笑う・・・涙を流して笑い転げる・・・
それを、流れるような動作で、バラミュースの流した蜜を容器で受け取った。
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