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2008.07.04
雄天原 第4章 小猫校26 授業3
アヤはケントの指導の下、バラミュースの扱い方を教えてもらっている。
「よし、アヤ・・・じゃぁ次は、種を粉にして」
「みゃっ」
えっとぉ・・・これどうやって粉に??
齧っても平気かなぁ・・・不安。
うーん何かですり潰す? 石とかは・・・
辺りを見回して・・・手ごろな石を探し・・・あは、さっきのフォイシアの雫で石化してる・・・
これを使おう。
種をそこですろうとして気付く・・・・あーっ!! 持てないガーン!!
両足で種を挟み込み動かないように大き目の岩にこすり付けた・・・が全然すれない。
ふむ・・・どうすべきか・・・
今度は種を岩の上に置き、鋭い石を両前足で押さえ、叩き始めると、
ちょうど真ん中で、二つに割れた。
中にはナッツのような・・・実が・・・それを取り出し、岩にこすりつけると、
種子の油で固まるが粘土のように出来た。
これ乾燥させればいいのかな?
「みゃっ、ケントさん こんな感じですか?」
くすっと微笑んで頷いている。 良かったぁ。
「じゃそれも印を結んでおいて」
「みゃっ」
それぞれのバラミュースの種子を団子にまとめ、カプセル状にして、
僕のリボンに吸い込ませた。
「まぁバラミュースの基本的な扱い方はこの位だよ」
「みゃっ、ありがとうございみゃした」
「じゃ、アヤ。 治癒系の授業を始めるよ、移動するから掴まって」
「みゃっ、よろしくおみぇがいしみゃす」
ケントが両手で僕の体に振れ、瞬間移動した。 うわっ!!
僕の周りの景色が一瞬の内に別の空間に切り替わった。 びっくり!!
小高いバラミュースの咲き乱れる空間から、岩だらけのゴツゴツした空間に・・・
そこには・・・大猫達が血だらけになって戦っていた。
ひっ!!
ここどこ?!
「アヤ、じゃ早速・・・この傷付いている猫達に癒しの光をわけ、治癒してごらん。 ただし、舐めるのは、タブーだよ」
「みゃっ!? タブー? えーとぉ・・・」
舐めちゃダメならどうやって傷を治すんだろう・・・
えー!!わかんない・・・どうしよう・・・
僕の前にドサリと、黄色い毛並みの猫が・・・肩で呼吸しながら、苦しそうに倒れた。
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「よし、アヤ・・・じゃぁ次は、種を粉にして」
「みゃっ」
えっとぉ・・・これどうやって粉に??
齧っても平気かなぁ・・・不安。
うーん何かですり潰す? 石とかは・・・
辺りを見回して・・・手ごろな石を探し・・・あは、さっきのフォイシアの雫で石化してる・・・
これを使おう。
種をそこですろうとして気付く・・・・あーっ!! 持てないガーン!!
両足で種を挟み込み動かないように大き目の岩にこすり付けた・・・が全然すれない。
ふむ・・・どうすべきか・・・
今度は種を岩の上に置き、鋭い石を両前足で押さえ、叩き始めると、
ちょうど真ん中で、二つに割れた。
中にはナッツのような・・・実が・・・それを取り出し、岩にこすりつけると、
種子の油で固まるが粘土のように出来た。
これ乾燥させればいいのかな?
「みゃっ、ケントさん こんな感じですか?」
くすっと微笑んで頷いている。 良かったぁ。
「じゃそれも印を結んでおいて」
「みゃっ」
それぞれのバラミュースの種子を団子にまとめ、カプセル状にして、
僕のリボンに吸い込ませた。
「まぁバラミュースの基本的な扱い方はこの位だよ」
「みゃっ、ありがとうございみゃした」
「じゃ、アヤ。 治癒系の授業を始めるよ、移動するから掴まって」
「みゃっ、よろしくおみぇがいしみゃす」
ケントが両手で僕の体に振れ、瞬間移動した。 うわっ!!
僕の周りの景色が一瞬の内に別の空間に切り替わった。 びっくり!!
小高いバラミュースの咲き乱れる空間から、岩だらけのゴツゴツした空間に・・・
そこには・・・大猫達が血だらけになって戦っていた。
ひっ!!
ここどこ?!
「アヤ、じゃ早速・・・この傷付いている猫達に癒しの光をわけ、治癒してごらん。 ただし、舐めるのは、タブーだよ」
「みゃっ!? タブー? えーとぉ・・・」
舐めちゃダメならどうやって傷を治すんだろう・・・
えー!!わかんない・・・どうしよう・・・
僕の前にドサリと、黄色い毛並みの猫が・・・肩で呼吸しながら、苦しそうに倒れた。
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2008.07.28
雄天原 第4章 小猫校27 授業4 治癒系1
アヤはケント指導の下、治癒系の授業のため、岩だらけのゴツゴツした空間にいた。
目の前に倒れこんだ黄色い毛並みの大猫は肩で呼吸していてとても苦しそうだ。
アヤはぐるっと大猫の周りを回って、出血しているか、どこか痛そうな場所はないか・・・
「どこか、痛い場所ありみゃすか」
「・・・・・・」
無言で、目をすがめ前方をじっと見ている。
「アヤ、僕たちは彼らには見えないし聞えない。 自分の判断で、やってごらん」
「みゃっ、ケント先生」
どうしよう・・・何をどう使えば良い?
えーと。僕が持ってきたバラミュースは、黄色・ピンク・赤・オレンジ・朱色だ。
この中で、治癒に使えそうなのは・・・えーと。・・・・・・わかんない。
どうしよう。まず、この猫の状態を把握しなきゃ。
ってことは診るんだから・・・朱色のフルーペか。
僕は、フルーペの雫のカプセルを取り出そうとリボンに前片足を近付けた。
リボンからふわふわとカプセルが浮き上がり、大猫さんの上にいくと自然に弾け、
大猫さんの上にまんべんなく霧状に降りそそいだ。
『・・・くそっ、のどが乾いてたまらねぇ・・・ここら辺に飲める場所はねぇ・・・あの山を越えないと』
心の声が聞こえてくる・・・ドキン!
そ、そうか水が飲めればいいんだ!! 水ならフォータだわ!! 待ってて大猫さん。
僕はフォーターを念じて、方前足をリボンに近付け、飲める水の泉!!と呟いた。
ふわふわと、フォータの雫のカプセルが大猫の目と鼻の先にポトリと落ち、
地響きと共に円形に崩れると、そこから水が噴出してきた。
『な、なんだ?!この音、揺れは!!み、水だぁ!! マジかよ』
這いずるように、大猫さんは泉に近付き、一心不乱に水を飲み始めた。
大猫さんの体が緑色に発光している。
・・・・・あ・・・・あの光は・・・
マオの巣穴の中で体から発光していた光に似ている。
大猫さんは満足そうに咆哮すると、また、戦いに復帰していった。
ケントを振り返って、表情を確かめた。ケントは腕組みをして頷いていた。ほっ。
間違ってはいなかったらしい。
水の臭いを感じたのか、傷付いた獣たちが泉の側に集まってきた。
思い思いに水を飲み、体を舐めている。
僕は少し泉から離れて様子をみた。僕が治癒しなければならないのは・・・
周りを見回すと向こうの方から、こちらへヨタヨタと歩いてくる黒い大猫がいた。
あの大猫さんにしよう。僕はその方向へ近付き、ギクッと足を止めた。
黒い大猫さんの首の辺がパクリと割れ、歩くたびに血がダラダラと流れ続けている。
彼が歩いてきた後には血が転々と落ちていた。
や、やだ! こんな大怪我して、動いたらダメなのに!!
どうしよう・・・僕の声は聞こえないし、僕の姿も見えないんだよね・・・
その時、黒い大猫さんはピタリと止まった。 え?
後ろから、ざわざわと、動物たちが戦場に戻っていく。
まだ、治癒していない動物たちも一緒だ・・・あれ?何で??
後ろを振り向くと、いつの間にか、泉は消え、後には円形に凹んだ窪みだけがあった。
そっか・・・時間が立つと、消えちゃうんだ。
マオよりも大きな黒い大猫さんは、苦しそうに、傷口を上に上げて寝転がってしまった。
目を硬く閉じ、お腹の辺が忙しなく上下に動いている。高熱が出ているようだ。
このままじゃ危険だ。
僕は傷口の程度を調べるため、フルーペの雫を取り出して、傷の状態を調べた。
霧状に降りそそぐフルーペの雫は、その怪我を追う瞬間を視せてくれた。
風のエナジーの攻撃で毒の霧を含んだ攻撃だった。
・・・なら、風のエナジーのバラミュースを使えばいいんだわ。
オレンジ色のフィンディアの種のカプセルをリボンから取り出し、
傷口に粉を少しずつ振りまいた。
粉は傷口に吸収され、淡く緑色に輝き出した。
黒い大猫さんはビクッとして目を開けこちらを見た・・・ドキッ僕は見える分けないよね。
『L?・・・なわけないな・・・猫族の巫子か・・・』
傷口は粉を振り掛けるたび、徐々に治っていくみたいで、少しずつ傷口の様子をみながら振りかけた。
大猫さんは顔を背け傷口を広げるように、僕の方へさらけ出している。
傷口が、ほぼ塞がると、ゆっくりと大猫さんは立ち上がり、僕の方を見詰め微笑んだ。
『巫子さん ありがとうな じゃな』
そういうと、黒い大猫さんは戦場へ戻っていった。
僕は、胸が熱くなった・・・嬉しい。
ケント先生のほうを振り返ると、腕を組んだまま頷いていた。
よかった。間違ってなかったみたい。
「アヤ、初めてにしては上出来だ。よく種の方を使うってわかったね。」
「みゃっ、雫は攻撃用、種は守備用かみゃって、おみょいみゃした」
「あぁ、その通りだ。黒猫のキズは風の毒攻撃だからフィンディアの種で正解だ。 黄色:フォイシアは石化、ピンク:フォータは水柱、赤:ファイティアは火炎 オレンジ:フィンディアは竜巻、朱色:フルーペは千里眼・・・よく覚えていたな。 バラミュースから聞いたのか」
「みゃっ、そうです」
「なら治癒系は大体いいだろう。後は、応用だからな」
「みゃっ、ケント先生」
「じゃ、この辺で帰ろうか」
「えっ、でも、ここの猫たちは・・・」
「ここも修行の場だ。 本来自分達で、回復の術を見つけ、勝ち抜いていかなければならないんだよ。 ま、いずれ、アヤも嫌でもここで修行する事になるからさ」
「みゃっ、わかりみゃした。 ケント先生」
ケント先生はアヤに触れ、元のバラミュースの丘へ戻った。
「さて、僕の授業はコレで第一段階は終わりだよ。バラミュースの補充を常にしておきなさい」
「みゃっ、ありがとうございました。ケント先生」
早速、バラミュースの雫と種の補充をした。 こんな事が出来るなんてビックリだ。
バラミュースさまさまだわ・・・うん。大切にしなくっちゃ♪補充し終わり、一息ついた。
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目の前に倒れこんだ黄色い毛並みの大猫は肩で呼吸していてとても苦しそうだ。
アヤはぐるっと大猫の周りを回って、出血しているか、どこか痛そうな場所はないか・・・
「どこか、痛い場所ありみゃすか」
「・・・・・・」
無言で、目をすがめ前方をじっと見ている。
「アヤ、僕たちは彼らには見えないし聞えない。 自分の判断で、やってごらん」
「みゃっ、ケント先生」
どうしよう・・・何をどう使えば良い?
えーと。僕が持ってきたバラミュースは、黄色・ピンク・赤・オレンジ・朱色だ。
この中で、治癒に使えそうなのは・・・えーと。・・・・・・わかんない。
どうしよう。まず、この猫の状態を把握しなきゃ。
ってことは診るんだから・・・朱色のフルーペか。
僕は、フルーペの雫のカプセルを取り出そうとリボンに前片足を近付けた。
リボンからふわふわとカプセルが浮き上がり、大猫さんの上にいくと自然に弾け、
大猫さんの上にまんべんなく霧状に降りそそいだ。
『・・・くそっ、のどが乾いてたまらねぇ・・・ここら辺に飲める場所はねぇ・・・あの山を越えないと』
心の声が聞こえてくる・・・ドキン!
そ、そうか水が飲めればいいんだ!! 水ならフォータだわ!! 待ってて大猫さん。
僕はフォーターを念じて、方前足をリボンに近付け、飲める水の泉!!と呟いた。
ふわふわと、フォータの雫のカプセルが大猫の目と鼻の先にポトリと落ち、
地響きと共に円形に崩れると、そこから水が噴出してきた。
『な、なんだ?!この音、揺れは!!み、水だぁ!! マジかよ』
這いずるように、大猫さんは泉に近付き、一心不乱に水を飲み始めた。
大猫さんの体が緑色に発光している。
・・・・・あ・・・・あの光は・・・
マオの巣穴の中で体から発光していた光に似ている。
大猫さんは満足そうに咆哮すると、また、戦いに復帰していった。
ケントを振り返って、表情を確かめた。ケントは腕組みをして頷いていた。ほっ。
間違ってはいなかったらしい。
水の臭いを感じたのか、傷付いた獣たちが泉の側に集まってきた。
思い思いに水を飲み、体を舐めている。
僕は少し泉から離れて様子をみた。僕が治癒しなければならないのは・・・
周りを見回すと向こうの方から、こちらへヨタヨタと歩いてくる黒い大猫がいた。
あの大猫さんにしよう。僕はその方向へ近付き、ギクッと足を止めた。
黒い大猫さんの首の辺がパクリと割れ、歩くたびに血がダラダラと流れ続けている。
彼が歩いてきた後には血が転々と落ちていた。
や、やだ! こんな大怪我して、動いたらダメなのに!!
どうしよう・・・僕の声は聞こえないし、僕の姿も見えないんだよね・・・
その時、黒い大猫さんはピタリと止まった。 え?
後ろから、ざわざわと、動物たちが戦場に戻っていく。
まだ、治癒していない動物たちも一緒だ・・・あれ?何で??
後ろを振り向くと、いつの間にか、泉は消え、後には円形に凹んだ窪みだけがあった。
そっか・・・時間が立つと、消えちゃうんだ。
マオよりも大きな黒い大猫さんは、苦しそうに、傷口を上に上げて寝転がってしまった。
目を硬く閉じ、お腹の辺が忙しなく上下に動いている。高熱が出ているようだ。
このままじゃ危険だ。
僕は傷口の程度を調べるため、フルーペの雫を取り出して、傷の状態を調べた。
霧状に降りそそぐフルーペの雫は、その怪我を追う瞬間を視せてくれた。
風のエナジーの攻撃で毒の霧を含んだ攻撃だった。
・・・なら、風のエナジーのバラミュースを使えばいいんだわ。
オレンジ色のフィンディアの種のカプセルをリボンから取り出し、
傷口に粉を少しずつ振りまいた。
粉は傷口に吸収され、淡く緑色に輝き出した。
黒い大猫さんはビクッとして目を開けこちらを見た・・・ドキッ僕は見える分けないよね。
『L?・・・なわけないな・・・猫族の巫子か・・・』
傷口は粉を振り掛けるたび、徐々に治っていくみたいで、少しずつ傷口の様子をみながら振りかけた。
大猫さんは顔を背け傷口を広げるように、僕の方へさらけ出している。
傷口が、ほぼ塞がると、ゆっくりと大猫さんは立ち上がり、僕の方を見詰め微笑んだ。
『巫子さん ありがとうな じゃな』
そういうと、黒い大猫さんは戦場へ戻っていった。
僕は、胸が熱くなった・・・嬉しい。
ケント先生のほうを振り返ると、腕を組んだまま頷いていた。
よかった。間違ってなかったみたい。
「アヤ、初めてにしては上出来だ。よく種の方を使うってわかったね。」
「みゃっ、雫は攻撃用、種は守備用かみゃって、おみょいみゃした」
「あぁ、その通りだ。黒猫のキズは風の毒攻撃だからフィンディアの種で正解だ。 黄色:フォイシアは石化、ピンク:フォータは水柱、赤:ファイティアは火炎 オレンジ:フィンディアは竜巻、朱色:フルーペは千里眼・・・よく覚えていたな。 バラミュースから聞いたのか」
「みゃっ、そうです」
「なら治癒系は大体いいだろう。後は、応用だからな」
「みゃっ、ケント先生」
「じゃ、この辺で帰ろうか」
「えっ、でも、ここの猫たちは・・・」
「ここも修行の場だ。 本来自分達で、回復の術を見つけ、勝ち抜いていかなければならないんだよ。 ま、いずれ、アヤも嫌でもここで修行する事になるからさ」
「みゃっ、わかりみゃした。 ケント先生」
ケント先生はアヤに触れ、元のバラミュースの丘へ戻った。
「さて、僕の授業はコレで第一段階は終わりだよ。バラミュースの補充を常にしておきなさい」
「みゃっ、ありがとうございました。ケント先生」
早速、バラミュースの雫と種の補充をした。 こんな事が出来るなんてビックリだ。
バラミュースさまさまだわ・・・うん。大切にしなくっちゃ♪補充し終わり、一息ついた。
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